ファイト!闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!冷たい水の中を
ふるえながら登ってゆけ
〜中島みゆき「ファイト」歌詞の一部より〜
母はわたしが幼い頃から、中島みゆきさんの唄をよく聴いていて
子どもながらにこの歌詞はすごく耳に残ってるんですよ。
多分、自分への応援歌と思っていたんじゃないかなぁと。
わたし、中学から30歳くらいまで剣道をやっていたんですが
高校時代は当時まだ珍しい上段の構えの選手として試合に出ていました。
大した成績は残せなかったけど監督へ恩返しがしたい!!
という思いで全国屈指の強豪大学でも剣道を続けよう!と、思いました。
が、入学式前に大学の監督達に言われました。
「チームに上段は使わない」って。。。
いや、まだ入学前だぞ?
これから4年間頑張ろうって新入生にずいぶん爆弾発言するな。って思いました。
半分笑っていましたが子どもながらに
「あ、これ本氣だ」って感じました(笑)
純粋だった当時のわたしの心は、ここで軽く折れそうになったんですが
それでも、頑張ろうってなんとか踏ん張って
「選手になるんだ」
「全国で優勝するんだ」
「日本代表になるんだ」って
自分に言い聞かせていました。
もはや洗脳レベルで。
そのあと、大学3年の時になんか運良く、、
運が良い意外に考えられないレベルで、学生JAPANに選ばれたんですが
「お前がJAPANなんて大学の恥だ」って
結構大勢の前で言われて笑われました(笑)
いや、こっちは笑えねーよ。
悲しすぎてあの時の光景をいまだに鮮明に覚えている。
(そのあと部屋で垂れネームぶん投げて泣いた)
全国トップレベルの選手が集まる中で、無名だけれども無名になりに頑張ろう。
この選手達の中で挑戦しよう!
と思ったわたしの剣道人生はここで終了。
笑われたことで「わたしは場違いなのだ」と
恥ずかしくて情けなくて仕方なかったのが当時の氣持ちです。
今の活動をする時にもやっぱり笑う人が時たまいます。
学生の頃にこんな経験をしたおかげでか
そこまで氣にはしなくなったけれど
挑戦者を笑う人は本当にダサいです。
いや、かなりダサい。めちゃくちゃダサい。
だから、何かに挑戦する人がいたら馬鹿にして笑うことはしない。
「それは無理だよ」
「だめだよ」
「できないよ」
って言葉は遣わない。
もしあなたの周りに
人の挑戦を馬鹿にして笑うダサい人がいたら
中島みゆきさんの歌を思い出して
唄ってやりましょ。
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